こころざし
Red Rice自然農園は自然栽培を追求していきたいと考えています。
自然栽培は自然の営みを模範として、田畑の農産物栽培に応用した栽培と自身で定義しています。基本的に畑の中で育ったものをまた土に還します。畑の外にあるものを人為的に持ち込まず、自然発生的に入ってくるもの(雨など)だけで栽培しています。農薬や肥料を使わずに本当に作物は育つのか?私たちも半信半疑でした。ただ、この地球上にある野生の植物のほとんどは肥料も農薬も与えられなくても何億年も生存し続けていることに気づき、田畑も同じようにできるはずだと、この方法を追求しようと思いました。もしこれで持続的に生産し経営が成り立つのであれば、次の世代の人たちへ持続可能な一つのカタチを提案できるのではと考えています。
目まぐるしく変わる環境の変化や世界情勢にも限りなく影響を受けずに生産を続けることがもしできれば本望です。
そして、自然栽培の農産物にある、本物の味の追求です。
初めて食べた時から忘れられない、すーっと体にしみわたるような、透き通るような、そんな感覚が自然栽培の農産物にはあると感じています。
何も使わずに育てたお野菜やお米の味ってこういうものなんだ、これがホンマの味なんや!(急に関西弁ですみません)という感動が私にはありました。そのような農産物をお届けしたいと思っています。
お届けする農産物について
京都の木津川市加茂周辺の豊かな自然の中で、自然栽培によって育てた、旬のお野菜やお米を定期でお届けします。
すべて固定種で、年間30〜40品種のお野菜と2種類のお米です。ここの風土に合ったあった品種を選びながら育てています。
夏野菜は、万願寺とうがらし、なす、オクラなどです。
秋冬野菜は、れんこん、海老芋、にんじん、聖護院大根、花菜などです。
海老芋や花菜、聖護院大根などは京都の伝統野菜です。
おすすめはれんこんです。私たちの地域には、良質の粘土があり、その特性を活かして土壌40cm~50cmの深さにできるれんこん品種を栽培しています。
深いところにできたれんこんは水と土の圧力に押されて、身がしっかりつまり、粘りが強くなります。いつもとひと味違う、そんなれんこんをお届けしたいです。
ご提供コースのご紹介
下記の①~④のコースがあり、2週間に1度のお届けです。
【お野菜がほしい方】
①自然栽培のお野菜セット:
5〜8品目程度のその時々の旬のお野菜セットです。
※端境期(3~5月ころ)は上記より品数が少なく、その分量が多くなることがあります。
量は3~4名様分想定です。
端境期は赤米や乾物などが入ることがあります。
4月前後は季節柄、お野菜が極端に少なくなりますので、お休みさせて頂く場合もございます。その際はご連絡させていただきます。
【お野菜とお米がほしい方】
②自然栽培のお野菜とお米セット:
4〜7品目程度のその時々の旬のお野菜セットと玄米(とよさと)2kgです。
※端境期(3~5月ころ)は上記より品数が少なく、その分量が多くなることがあります。
野菜の量は2~3名様分想定です。
端境期は赤米や乾物などが入ることがあります。
4月前後は季節柄、お野菜が極端に少なくなりますので、お休みさせて頂く場合もございます。その際はご連絡させていただきます。
お野菜の内容は下記の年間スケジュールをご参考にしてください。
天候や生育状況などにより、内容や品数が変わることがあります。
◎主なお野菜の年間スケジュール◎(見込みです。他にも育てていますので、書いていないものが入ることもあります。)
5月: スナップエンドウ, そら豆, サニーレタス、新玉ねぎ など
6月: 泉州玉ねぎ, 赤玉ねぎ, ズッキーニ,にんにく,じゃがいも など
7月: 丸オクラ, 万願寺とうがらし, あばしゴーヤ, 真黒なす, きゅうり, つるむらさき, 空芯菜, マクワウリ、ささげ、ミニトマト など
8月: 同7月
9月: 同7月
10月: バターナッツ, 安納芋, 紫芋, 海老芋, サニーレタス、里芋 など
11月: れんこん, にんじん, かぶ, 大根, 春菊, 花菜、海老芋 など
12月: 同11月
1月: 同11月
2月: 同11月のほか、紅菜苔, のらぼう菜, 赤首大根, 九条細ネギ など
3月: 同2月
4月: 端境期 (品目が偏りやお休みの場合があります。予めご了承ください)
【お米がほしい方】
③自然栽培の玄米&赤米セット
一般には流通していない「とよさと」の玄米4.5kgと赤米200gのセットです。
「とよさと」はかつて奨励米で栽培されていましたが、いまはほとんど栽培されていない幻のお米です。京都旭のひ孫にあたり、大粒で香りと食味がよいのが特徴です。
そのとよさとに赤米を少し入れると味が増強変化し、栄養価も高まります。
ふだんのお米が少し物足りなく、お米を主役として楽しみながら召し上がられたい方向けのこだわりセットです。
【お客様とのコミュニケーション】
日々の発信では、少人数での農地体験や個性学講座のご案内、自然栽培について人の先天的な個性強みの話なども交えての話や、Red Rice 自然農園の日常をお届けしたいと思います。
多様性への思い
自然栽培をするに当たって、重要と考えているのが多様性です。
栽培物と草と虫と周りの方との関係、土壌微生物のあり方、天気と病気とやる気のあり方。何をとっても行きつくのは多様性でした。人類の存続の鍵は多様性にあると
思っています。
自然栽培は土壌の多様性を意識した栽培だと考えています。
ですので、Red Rice自然農園で働く人たちも、一様ではなく、多様であってほしいと思ってます。「人」ひとりひとりが個性(=強み)を活かした役割が発揮できるチーム作りを進め、お野菜やお米と共に人も育っていきたいと考えています。