~ 六合自然農園とは ~
六合と書いて "くに" と読みます。
畑は標高1,000mに位置し、自然豊かな山々に囲まれ、近くには全国的にも有名な草津温泉があります。
春、寒さに耐えた木々や草花たちは、芽吹き始めます。
夏、日差しの下は暑いですが、朝晩は涼しく、時には寒いくらいです。
秋には木の葉も落ち始め、そろそろ畑は休息の時を迎えます。
冬、徐々に寒さも厳しくなり、時には雪が膝丈から腰の辺りまで積もり、その雪は4月初旬まで畑に残ります。
春夏秋冬、そんな自然環境に恵まれた土地で、元気いっぱいに生きる木や草花、微生物の力を借り、生命力に富んだ、栄養がぎっしり詰まった野菜や果物を育てています。
私たちの農園では、農薬はもちろん、一般的な肥料も使わず、畑にある自然の恵みだけを土に戻す事で、植物の成長の手助けを行っています。
「ちょっと大きな家庭菜園」。そんな農園です。
食べる人たちの顔を思い浮かべ、形は不揃いかもしれませんが「色々な形の野菜で微笑み、そして安心して食べられる」。
そんな野菜作りを心掛けています。
ある晴れた日、もうすぐ春を迎える六合自然農園と、そこから現れた “ 人型やまいも ”
夏、強い日差しの下草刈りしてたら発見! 逃げもせず、のんびり歩いて去っていきました。
~ 畑の作業風景 ~
当農園では、極力機械は使わずに作業を行います。昔ながらの平鍬や備中鍬が活躍しています。
しかし、どうしても使わなければならない時もあります。
その時もなるべく軽い機械を使用し、重さで土が硬く(硬盤層の形成)ならないようにしています。
硬盤層ができてしまうと団粒構造(表層は細かく、深度が増すごとに荒くなる土の層)が壊れてしまい、水捌けが悪くなったり、土中深部に空気が届かなくなったり…。
" 微生物たちの活動を妨げる " その様な事態を防ぐためです。
少し大変ではありますが、その分自然が自然のまま、活き活きしている気がします。
今年に入ってからは、不耕起栽培に移行している野菜もあります。
緑肥鋤込みの様子。農園主のお気に入り、50年前のトラクター(いただき物)です。そして土が落ち着いてきた頃、種をまきます。
ひざ丈程の草花をハンマーナイフモアという機械で細かく砕き、1週間程度乾燥させてから鋤込み作業を行っている所です。
~ 六合自然農園の野菜や果物たち ~
当農園では、草丈をある程度一定の高さにしています。
草丈が高すぎると、小動物が身を隠しやすくなり、猛禽類の活動が妨げられてしまい、野菜達への食害を受けてしまいます。
また、土の乾燥や流出を防ぎ、虫たちの住処やご飯を確保し、野菜達への日当たりも良くなります。
刈り取られた草花は、土に還り、微生物のご飯となります。
2025年5月21日の畑の様子
六合自然農園の野菜たち
マルシェ出店時の様子
~ お届け内容 ~
7月
- 玉ねぎ
- にんにく
- ニラ
- なす
- きゅーり
- じゃがいも
- とまと
- ブルーベリー
など
8月
- 玉ねぎ
- ニラ
- きゅーり
- じゃがいも
- ぴーまん
- ししとう
- なす
- とまと
- ブルーベリー
など
9月
- だいこん
- 金時豆
- さつまいも
- じゃがいも
- なす
- 食用ほおずき
など
10月
など
11月
など
※お届け内容は予定であり、天候によって内容が変更になることがあります。
お届けBOXに同梱する " お便り " のイメージです
お届けBOXには、発送当日に収穫した新鮮野菜と一緒にお便りが同梱されています。そのお便りには、同梱野菜の種類やレシピ、現在の農園の様子、そして次回発送予定の野菜の種類などが記載されています。
~ ブルーベリー狩り体験 ~
ブルーベリー狩りの様子
大粒に育ったブルーベリーです!
当農園のブルーベリーは約500本、8種類の品種が元気に育っています。冬の間、時には雪の残る中ていねいに枝の剪定を行い、なるべく大粒になるよう心掛けています。
~ 最後に ~
地球で生きる生命体にとって
調和のとれた環境は、とても大切な事だと日々、感じております。
その中でも「食」は
とても身近で、そして重要であり
よく考えていかなければならない分野だと思っております。
飽食の時代が終わりかけ
環境変化による不作が続く今
原点に還り
「感謝を持って生きる」ことを
芯に持ちながら
植物たち、そして様々な生命体と共存し
調和を奏でながら生きていけたら…
そんなことを私たちは時に語り合い
今日も畑仕事に勤しんでおります。
そして私たちの願いは
全ての方に笑顔を。
「ありがとう」「美味しい」
「嬉しい」「楽しい」
そんな時間を私たちが育てたお野菜や果物でほんのちょっとお手伝い出来たなら…
そんな安心・安全な「食」を
皆様にお届けできるよう精進して参ります。
畑に遊びに来たニホンカモシカ。右側のカモシカは真っ白でした。アルビノかな?
最後までお読みいただきありがとうございました(お便り担当yukiの力作です)