
ぴたごらファーム
島根県2025 雨水
雨水の時節に入りました。
凍っていた大地がゆるんで目覚め、草木が芽生える頃とされていますが、みなさんがお住まいの地域では、どんな春の訪れを感じられていますでしょうか。
ここ奥出雲では、立春の頃と変わらずに、一面雪景色で新らしい春の訪れを見つけられずにいます。。。
畑に入れないこの時期は、お米や豆などの乾物が、とても重宝します。
体の中から温めてくれる、お粥さんやお餅を毎日のように食べて、ストーブの上で柔らかくなった豆をお味噌や納豆にしたりして、この長く寒い冬を過ごしています。
みなさんは豆をお家で炊かれますか。
今は便利で美味しい茹で豆や蒸し豆が売られていますが、お家で茹でる豆は別格の美味しさです。
浸水させると倍以上に含らみ、何回やっていても毎回驚かされますし、大豆系の豆はまん丸から楕円形となり、変わっていく様も見ていて楽しいです。
しっかりと水で戻してから、じっくりとゆっくりと茹でていき、好みの固さまで茹で上げたら完成です。
あつあつのそのままにお塩をパラリとしただけで、とても美味しい。
茹で汁を好みの濃さに水でのばし、スープの様にいただいても、しみじみ美味しいです。
食べられるまでの時間はかかりますが、手間はさほどかかりません。
豆は吹きこぼれやすいので、茹でている事を忘れずに、たまに様子を見てあげるだけです。
冷凍保存も出来ますし(でも、茹でたてが一番美味しいです!)お家時間がとれる時に豆を茹でてみられませんか。
一般的な大豆は下茹でせずに食べるのは難しいのですが、小粒黒大豆系の「黒千石豆」はそのままお米と一緒に浸水させて(豆と同体積の水分を増やします)いつも通り炊くだけで、手軽に豆ご飯が出来て、我家ではよく食べます。
「黒千石豆」は赤梅酢や梅干しお酢などと一緒に炊くと、豆の色素アントシアニンと酸が合わさり、お米が紫の様なピンクの様な可愛らしい色合いに染まります。
火を通しているので、ツンとした酸味はなくなり、サッパリとした風味で食欲が落ちてしまう夏にとても食べやすく、暑い日の定番ご飯です。
土がゆるみ、雪どけ水が田畑を潤し、陽気に誘われて、眠っていた種や微生物が目を覚ます、そんな躍動感溢れる春はいつやってくるのだろう。。。
そんな事を思いながら、沢山育てた豆の調整を進め、豆を食べる日々を過ごしています。
ぴたごらファーム
古川和美